ペット火葬は自宅でもできる?その他の選択肢は?

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ペット火葬は自宅でもできる?その他の選択肢は?

ひと昔前ならペットちゃんが亡くなってしまった際、その遺体を庭に埋めて埋葬することが多かったようですが、現在では住宅事情の変化や衛生的な観点からも難しくなってきています。そのため人間の葬儀と同様に「火葬したい」と考える飼い主様も増えました。ではペットの火葬は自宅で行えるのでしょうか?当コラムではペット火葬について詳しくご紹介すると共に、日本のペット供養の現状にも少し触れてお伝えします。

 

ペットの火葬は自宅でもできる?

線香・ろうそく・数珠

愛情と共に一緒に過ごしてきたペットちゃんの死後、自らの手で手厚く供養してあげたいと思う人も多いでしょう。この章では「ペットちゃんを自宅で火葬することができるのか」について考察します。
 

火葬用の設備とは

一般的にペットの火葬を行っている施設には専用の火葬炉があります。この火葬炉は燃焼温度が800~1200度以上にもなります。また一次燃焼、二次燃焼と二段階に分けることで未燃焼ガス(煙・有害物質・臭い)の発生を防ぎ、できるだけ短時間で燃焼から冷却までを行い、きれいに遺骨が残るようになっています。
 

自宅で火葬はできる?

上記の通り、自宅で火葬をしようと思った場合、これほどの高温で行うことは難しく、近隣への煙や臭い、有害物質の散布など大変な迷惑が掛かってしまいます。また自宅に火葬炉の設備を作ることも容易ではないため現実的ではありません。
 

その他の問題点

ひと昔前には自宅の庭などでゴミや不用品を燃やすところも多かったようですが、1970年に制定された「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」によって、現在ではこのような行為が禁止されています。ペットショップなどで扱われる動物の遺体は法律上「一般廃棄物」にあたります。大切なペットちゃんが「一般廃棄物」として扱われるのはとても辛いことですが、この法律によりペットちゃんの遺体を自宅の庭などで燃やすことはできません。
 
以上のことから自宅でペットの火葬を行うことは、ほとんどの場合で難しいといえるでしょう。

 

火葬はどこに依頼するのか

蓮の花の形のガラス製ろうそく立て

火葬を依頼できるところには役所・自治体、ペット葬儀業者、ペット霊園などがあります。
役所や自治体に依頼する場合は、事前に予約を行い、斎場までペットちゃんの遺体を運び込む必要があります。
ペット葬儀業者やペット霊園に依頼する場合も事前予約は必要ですが、飼い主様の要望に合わせてペットちゃんの遺体を引き取りに来てくれるサービスもあります。またペット葬儀業者の中には「訪問火葬」といって火葬炉を供えた専用の車で自宅まで訪問し、その場で火葬してくれるサービスを行っているところもあります。
 
次の章で火葬の種類について詳しくご紹介しますので、個別対応の有無、費用の差などを参考にしてみてください。

 

要望に合わせて選べる火葬の種類・設備

祭壇

火葬の方法は3種類から選ぶことができ、また火葬設備という面からも2種類から選ぶことができます。
 

3種類の火葬方法

 

1:一任合同火葬

担当スタッフにペットちゃんの遺体を預け、他の方のペットちゃんたち数匹も一緒に火葬します。「寂しくないようにお友達と一緒に天国へ」という飼い主様におすすめの方法です。
しかし合同で火葬を行うため、ペットちゃんの遺骨を収骨することは難しくペット霊園や合同供養塔などに納骨されることが一般的です。
費用面では火葬の種類の中で一番安価になります。
 
メリット:安価、ペットちゃんが寂しくない、立ち合いが辛い人向き
デメリット:立ち合いできない、収骨できない、遺骨を持ち帰ることができない
 

2:一任個別火葬

担当スタッフにペットちゃんの遺体を預け、飼い主様のペットちゃんだけを個別で火葬します。返骨を希望する場合には担当スタッフが収骨してくれます。「自分のペットちゃんだけをしっかりと送ってあげたいけれど、焼かれるところは辛くて見られない」という飼い主様におすすめの方法です。
費用面では「一任合同火葬」と「個別立ち合い火葬」のちょうど間くらいになります。
 
メリット:個別に送ってあげられる、収骨してもらえ遺骨を持ち帰ることができる、辛くて立ち会えない飼い主様向き
デメリット:火葬に立ち会いたい・収骨を自分でしたいという場合は向かない
 

3:個別立ち合い火葬

飼い主様立ち合いのもと、個別でペットちゃんの火葬をします。火葬後は飼い主様の手で遺骨を拾い、収骨まで行います。「最後まで側にいてペットちゃんを送ってあげたい」「自分の手で遺骨を拾ってあげたい」という飼い主様におすすめの方法です。
費用面では3種のうち、一番高値になります。
 
メリット:側にいて見送ることができる、自分の手で収骨できる、遺骨を持ち帰れる、自身の宗教に則って送り出すことができる
デメリット:高価
 

2種類の火葬設備

 

1:ペット霊園施設での火葬

火葬設備が整えられているペット霊園です。出棺やお見送り、収骨、納骨まで行え、人間の葬儀同様にペットちゃんを送ることができます。
 
メリット:丁寧な弔いができる、立ち会える
デメリット:ペットちゃんの遺体を運び込む必要があり、移動に車がないと困難
 

2:訪問ペット火葬

火葬設備を備えた特別仕様の車が自宅まで訪問し、その場で、または飼い主様の希望の場所で火葬してくれます。「斎場まで遺体を運ぶ車がない」「ペット仲間みんなと一緒に思い出の場所で見送りたい」「高齢の家族もいるので自宅で見送りたい」などの要望がある飼い主様におすすめです。
 
メリット:ペットちゃんの遺体を運ばなくて良い、ペットちゃんの好きな場所で見送れる
デメリット:地域によっては郊外に出て火葬しなくてはいけない場合がある

 

ペットの存在価値

うさぎに人参をあげる女の子

2020年の内閣府の調査結果によると、なんらかのペットを飼っていると答えた人が全体の36.7%で、内訳としては「犬」63.8%、「猫」28.1%、「魚類」13.3%(複数回答)となっています。同じく2020年に一般社団法人ペットフード協会が行った調査によると、犬の飼育頭数は848万9千頭、猫は964万4千頭との結果が出ています。
この年、コロナウイルスが広がり始め、ステイホームが推奨される環境の下、自宅での癒しを求めて犬や猫などのペットを飼う人が増えたのはご存知の方も多いと思います。中には安易に飼い始める人もいるようですが、一度飼い始めたなら、飼い主の責任、家族の責任として、ペットちゃんがその一生を全うする最期の時まできちんと世話をして見守っていく覚悟も必要です。
 
ひと昔前とは違い、今やペットは家族の一員として何者にも代えがたい大きな存在になっています。ある人にとっては自分の子供のような、またある人にとっては兄弟姉妹のような絆を感じている人も多いでしょう。
しかし私たち人間と比べるとその寿命は短く、いずれは別れの時が訪れます。どんなに悲しくてもそれを避けることはできません。だからこそ、その時を迎えた際には、心を込めて弔ってあげたいですね。

 

これからのペット供養のあり方

ペルシャ猫とお花

以前は自治体でのペット火葬を利用した場合、多くが「一任合同火葬」を行っていました。また自治体によっては一般ゴミと一緒に燃やされるところもありました。しかし近年、ペットちゃんの位置づけが前章でもご紹介した通り、私たち人間にとってより大きく、近いものになってきたことを受け、動物愛護の観点からも一般ゴミと一緒に焼かれるところは減りつつあります。また「一任個別火葬」を行い「返骨」対応してくれる自治体も増えてきました。
ペット葬儀業者やペット霊園のサービスもどんどん飼い主様の気持ちに寄り添って、とても手厚い内容で多様化しています。
しかし飼い主様の手元に戻ったペットちゃんの遺骨のその後については、まだ供養の仕方に明確なものはできていないのが現状です。
手元供養として安置しながら花を手向けたり、おやつを供えたり、忌日(四十九日・百箇日、一周忌など)に供養を行ったり、遺骨をアクセサリーにして身に着けるなど人によってその方法は様々です。
「ペットちゃんと一緒にお墓に入りたい」という思いを持った飼い主様も増えていますが、それが叶うお墓はまだまだ少ないのです。
時代や人の意識の変化に合わせて、ペットちゃんに関わる法律の整備も含め「ペット供養のあり方」をみんなで検討していく必要がありそうです。

 

まとめ

「大切なペットちゃんの火葬を自宅でできるのか」を中心にお話ししてきましたが、結論としては「自宅では難しい」ということが分かりました。火葬を依頼する場合は自治体やペット葬儀者、ペット霊園など様々な選択肢があり、飼い主様の要望に合わせて選ぶことができます。
ペットちゃんの存在価値の高まりに対して、日本の法整備はまだまだ追いついていないのが現状ですが、ペットちゃんを天国へと送り出す際にはできる限り思い通りの形で行っていただきたいと思います。当コラムが少しでもその助けになることを願っております。

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