
大切なペットちゃんが亡くなった直後は、何から始めればよいのか分からなくなる方も少なくありません。
ペットが亡くなったら、まず行いたいのは「体を整える」「適切に安置する」「今後のお見送り方法を考える」ことです。
すぐに火葬しなければならないわけではありません。まずは落ち着いて安置し、その後、ご家族の希望に合った火葬方法やお別れの形を考えていきましょう。
この記事では、ペットが亡くなった直後にすることから、火葬までの流れ、依頼先の選び方、亡くなった後に必要な手続きまで順番に解説します。

この記事の監修者
高間 健太郎(獣医師)
大阪府立大学農学部獣医学科を卒業後、動物病院に勤務。診察の際は「自分が飼っている動物ならどうするか」を基準に、飼い主と動物の気持ちに寄り添って判断するのがモットー。経験と知識に基づいた情報を発信し、ペットに関するお困り事の解消を目指します。
ペットが亡くなったら、まずすること【5STEP】
●ペットが亡くなったら、まずは次の順番で対応しましょう🐾
STEP 1
亡くなっているか分からない場合は動物病院へ相談する🏥
呼びかけへの反応などを確認し、亡くなっているか判断できない場合は、自己判断せず動物病院へ相談してください。
STEP 2
体をきれいに整える💚
体が汚れている場合はやさしく拭き、毛並みなどを整えます。死後硬直が進む前であれば、普段眠っているときに近い自然な姿勢に整えてあげましょう。
STEP 3
涼しい場所で安置する🧊
タオルやペットシーツなどを敷いた箱・棺に寝かせ、保冷剤などを使って体を冷やします。直射日光が当たらず、できるだけ涼しい部屋を選び安置します。
STEP 4
火葬・お別れの方法を決める🙏
安置ができたら、訪問ペット火葬、ペット霊園、自治体などから希望に合った方法を検討します。
STEP 5
家族への連絡や必要な手続きを確認する📝
一緒にお別れをしたい家族がいる場合は予定を確認します。犬の場合は、火葬とは別に自治体への死亡届なども必要です。
すでに安置がお済みで、火葬先をお探しの方へ
■ペット火葬ハピネスがご自宅まで伺います
ペット火葬ハピネスでは、ご自宅まで訪問して大切なペットのお見送りをお手伝いしています。
「今日・明日に火葬できる?」「どのプランを選べばいい?」「料金だけ確認したい」
といった段階でもご相談いただけます。
ペットが亡くなったら最初にすること|エンゼルケアと安置

ペットちゃんが亡くなった直後に優先したいのは、火葬先を急いで探すことよりも、まず体を整えて適切に安置することです。
きちんと安置できれば、すぐにお別れをする必要はありません。ご家族で話し合ったり、火葬先を比較したりする時間をつくれます。
亡くなっているか判断できない場合は動物病院へ
高齢や病気などで反応が弱くなっている場合、飼い主様だけでは状態を判断できないことがあります。
少しでも判断に迷う場合は、かかりつけの動物病院や近くの動物病院へ連絡しましょう。

突然のことで頭が真っ白になってしまう飼い主様はたくさんいらっしゃいます。それでも、大切なペットちゃんのために、まずは深呼吸をして心を落ち着かせましょう。
亡くなっているかの判断に少しでも迷ったら、まず動物病院に電話してみてください。一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。
体を整えてあげる
体の下にペットシーツやタオルを敷き、汚れている部分があれば濡らしたタオルなどでやさしく拭きます。ブラシで毛並みを整えたり、普段眠っていたときに近い姿勢にしてあげたりすると、お別れの際にも穏やかな姿で見送ることができます。
体を整える際の手順は以下の通りです🐾
1.バスタオルや毛布の上にやさしく寝かせる

2.手足をそっと曲げてお腹に寄せ、眠っているような姿勢に整える

3.目は優しく撫でて閉じる。口は、舌が出ていれば中にしまってあげ、リボンやタオルで開かないように固定する

4.よく絞ったタオルで全身を拭き、ブラシで毛並みを整える

5.耳や鼻、お尻にコットンやティッシュをやさしく詰めて体を清潔に保つ
遺体を冷やして安置する
体を整えたら、できるだけ涼しい場所で安置します。
段ボール箱やペット用の棺などにタオル・ペットシーツを敷いて寝かせ、保冷剤やドライアイスをタオルで包んで体の周りに当てながら冷やします。
特に室温が高い時期は状態が変化しやすいため、エアコンを使用するなど室温にも注意しましょう。

体を拭いたり毛並みを整えたりする時間は、悲しいけれど、ペットちゃんとの大切な最後のお世話の時間でもあります。急がなくて大丈夫。ゆっくり、ていねいにやってあげてください。腹部・頭部を中心に冷やし、空調の風が直接当たらない涼しい場所に安置してあげましょう。
ペットは亡くなってから何日安置できる?
「家族が帰ってくるまで待ちたい」「今日中に火葬しなければいけないの?」と心配になる方もおられるでしょう。
ペットちゃんを自宅で安置できる期間は、季節や室温、体格、体の状態、保冷方法などによって異なります。そのため、「必ず○日まで大丈夫」と一律に判断することはできませんが、おおよその目安は夏場で1~2日、冬場で2~3日ほどです。
大切なのは、できるだけ早く適切な保冷を始め、状態を確認しながら火葬日を決めることです。
夏場は特に室温と保冷に注意する
気温が高い季節は室内でも状態が変化しやすくなります。エアコンで部屋を涼しくし、保冷剤などを適切に使用しながら安置しましょう。保冷剤が溶けきる前にこまめに交換することも大切です。
家族がそろうまで待ちたい場合
翌日などに家族がそろってから見送りたい場合は、まず火葬業者へ希望日を相談してみましょう。安置方法についても相談できる業者であれば、現在の状況を伝えたうえでアドバイスをもらえます。

「今日中に火葬しなければ」と焦らなくても大丈夫です。
ただ、安置できる日数はペットちゃんの体格や季節、保冷状況によって本当に様々です。しっかりと保冷・安置ができていれば、夏場で1~2日、冬場で2~3日を目安にしていただくと良いでしょう。
不安なことがあれば、何でもお気軽にご相談くださいね。
処置(エンゼルケア)や安置の方法については、YouTubeの動画でも詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。
*両生類や魚類などの安置方法については下記の関連コラムを参考にしてください。
●火葬までの安置方法や日程に迷ったらペット火葬ハピネスへご相談ください
「家族がそろう明日まで待ちたい」
「夜に亡くなったのでどうしたらいいか分からない」
「いつ火葬すればいい?」
といったご相談も受け付けています。
ペットが亡くなってから火葬までの流れ
安置を終えたら、次はお見送りの準備を進めます。大まかな流れは以下の通りです。
- 1.ペットを安置する
- 2.家族の予定を確認する
- 3.火葬方法・依頼先を決める
- 4.火葬日時を予約する
- 5.お花や写真など、お別れに必要なものを用意する
- 6.火葬・お別れ
- 7.必要に応じて死亡届などの手続きを行う
ペットが亡くなったらどこに連絡する?火葬の依頼先3つを比較

ペットちゃんをきちんと安置できたら、希望するお別れの方法に応じて火葬の依頼先を選びます。主な選択肢は、訪問ペット火葬業者・ペット霊園・自治体の3つです。
「どこが正解」というものではありません。費用だけでなく、返骨を希望するか、火葬に立ち会いたいか、自宅で見送りたいかなどを基準に選びましょう。
| 比較項目 | 訪問ペット火葬 | ペット霊園 | 自治体 ※ |
|---|---|---|---|
| 費用 | 中くらい | 高め | 安い (数百円〜数千円程度) |
| 火葬場所 | 自宅付近など | 施設内 | 自治体指定施設 |
| ペットの移動 | 不要 (業者が来る) | 必要 | 必要 |
| 個別火葬 | ○ | ○ | ✕ (多くは合同処理) |
| 返骨 | ○ | ○ | ✕ (多くは返骨なし) |
| 立会い | ○ | ○ | ✕ |
| 受付時間 | 24時間対応の業者も | 営業時間内 | 平日のみ 時間制限あり |
| 向いている方 | 自宅近くで見送りたい/移動が難しい | 施設でゆっくり葬儀・供養したい | 費用を抑えたい/供養方法にこだわらない |
※ 自治体の対応は地域によって大きく異なります。個別火葬・返骨に対応している自治体もあるため、お住まいの自治体の公式サイトを必ずご確認ください。
自宅近くで見送りたいなら訪問ペット火葬
訪問ペット火葬は、火葬車などで自宅付近まで来てもらい、希望する場所でペットちゃんを見送る方法です。ペットちゃんを施設まで運ぶことが難しい場合や、慣れ親しんだ自宅の近くで家族と見送りたい場合におすすめです。
火葬方法は、合同火葬・一任個別火葬・立会個別火葬から、選ぶことができます。
ハピネスでの実際の火葬の様子をご紹介いたします▼
施設で葬儀や供養まで行いたいならペット霊園
ペット霊園では、火葬施設や納骨堂、墓地などを備えているところもあります。火葬から納骨・供養まで同じ施設に任せたい方や、施設内でゆっくりお別れをしたい方に向いています。
費用を重視するなら自治体も確認する
自治体によっては、亡くなった犬や猫などの引き取り・火葬等を行っています。
ただし、受付方法、料金、火葬方法、返骨の可否などは自治体によって大きく異なります。お住まいの市区町村の公式サイトで「ペット 死亡」「犬猫 遺体」「ペット 火葬」などで検索し、案内を確認しましょう。
後悔しないペット火葬の選び方

火葬業者を選ぶ際は料金だけで判断せず、自分たちがどのように見送りたいのかを整理することが大切です。問い合わせる前に、次の項目を確認しましょう。
✅個別火葬か合同火葬か
✅遺骨を返してもらえるか
✅火葬に立ち会えるか
✅自分たちで拾骨できるか
✅火葬場所はどこになるか
✅総額はいくらになるか
✅追加料金が発生する条件
✅希望する日時に対応できるか
●合同火葬
複数のペットちゃんを一緒に火葬する方法です。返骨ができないため、「遺骨を自宅へ連れて帰りたい」という場合は個別火葬を利用しましょう。
●一任個別火葬
ペットちゃんを個別に火葬し、拾骨は業者へ任せる方法です。立会いが難しいものの、遺骨は返してほしいという方に選ばれています。
●立会個別火葬
家族が火葬に立ち会い、プランによっては自分たちで拾骨できる方法です。できるだけ人の葬儀に近い形で、最後まで見届けたい方に向いています。
自分たちに合った火葬方法が分からない方へ
ご希望のお別れ方法をお聞かせください。
「遺骨を残したい」
「家族で立ち会いたい」
「自宅近くで見送りたい」など
ハピネスでは、ご希望のお別れ方法を伺ったうえで火葬プランをご案内しています。
ペット火葬までに準備しておきたいもの

火葬日が決まったら、最後のお別れのためのものを準備します。たとえば以下のようなものが挙げられます。
🌸 生花
📷 写真
✉️ 手紙
🍖 好きだった食べ物
🧸 愛用していたおもちゃやタオル
ただし、一緒に火葬できるものは火葬業者・施設によって異なります。金属やプラスチックなど、火葬できないものもあるため、事前に依頼先へ確認してください。
ペットが亡くなった後に必要な手続き
火葬とは別に、ペットの種類や登録状況によって必要な手続きがあります。特に犬を飼っていた場合は、市区町村への死亡届を忘れないようにしましょう。
🐕 犬の死亡届30日以内
登録を受けている犬が亡くなった場合、飼い主は死亡後30日以内に市区町村へ届け出る必要があります(狂犬病予防法第4条4項)。手続き方法は自治体によって異なり、窓口のほか、電話・郵送・オンラインなどに対応している自治体もあります。詳しくは、お住まいの自治体の公式サイトを確認してください。
📡 マイクロチップの死亡届出30日以内
環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」に登録されている犬・猫が亡くなった場合は、指定登録機関への死亡の届出が必要です。オンラインまたは紙で手続きできます。詳細は環境省の公式情報をご確認ください。
🏥 ペット保険の契約確認
ペット保険に加入していた場合は、保険会社へ連絡して契約終了などの手続きを確認します。必要書類や手続き方法は会社・商品によって異なるため、加入している保険会社の案内を確認してください。
犬・猫などペットの種類によって亡くなった後の対応は違う?
基本となる「体を整える→安置する→お見送り方法を決める」という流れはどのペットちゃんでも共通していますが、体格や種類によって注意点が異なることがあります。
犬が亡くなった場合
犬ちゃんの場合は安置や火葬に加えて、自治体への死亡届などの手続きが必要です。特に大型犬は火葬できる施設も限られるため、その点も含めて依頼方法を検討するとよいでしょう。
猫が亡くなった場合
猫ちゃんの場合も、まず体を整えて涼しい場所へ安置します。
犬とは異なり、通常は狂犬病予防法に基づく自治体への死亡届はありません。マイクロチップ情報を登録している場合は、「犬と猫のマイクロチップ情報登録|環境省」へ死亡の届出をしましょう。
うさぎ・ハムスター・鳥など小動物の場合
小さなペットちゃんも基本的な流れは同じです。火葬を希望する場合は、その動物の種類・体重に対応している火葬業者かどうかを事前に確認しましょう。火葬炉の性能によっては、小さな遺骨を残せないこともあるので、返骨を希望する場合は、遺骨を残せるかどうかもあわせて確認が必要です。

ハムスターや小鳥、金魚のような小さなペットちゃんの場合、火葬ではなく埋葬を検討される飼い主様もおられるでしょう。ペットちゃんを自らの手で供養してあげられますし、いつも身近に存在を感じられる素敵な供養方法ですね。
ただし、やり方や管理に注意すべき点がいくつかありますので、後悔しないためにもこちらの記事をぜひ参考にしてください。
ペットが亡くなったときによくある質問

- Qペットが死んだらすぐ火葬しなければいけませんか?
- A
必ずその日のうちに火葬しなければならないわけではありません。まず適切に安置すれば、ご家族の予定などを確認したうえで火葬日を決められます。ただし、安置できる期間は室温や季節、ペットの状態などによって異なるため、火葬まで時間が空く場合は早めに業者へ相談すると安心です。火葬までの目安は、夏場で1~2日、冬場で2~3日ほどです。
- Q夜中にペットが亡くなったらどうすればいいですか?
- A
まずはエンゼルケアを行い、涼しい場所で安置してあげてください。夜間に火葬を急いで手配する必要があるとは限りません。安置したうえで翌朝に相談するのでも十分間に合います。夜間受付に対応している火葬業者であれば、安置方法や火葬日程について相談することもできます。
- Qペットが亡くなったらどこに電話すればいいですか?
- A
亡くなっているか判断できない場合は動物病院へ相談します。亡くなったことが確認できていて火葬を希望する場合は、ペット火葬業者・ペット霊園・自治体などが主な相談先です。
- Qペットの火葬にはいくらかかりますか?
- A
料金はペットの体重、火葬方法、立会い・返骨の有無、依頼する施設・業者などによって異なります。希望するお別れ方法を決めてから、総額と追加料金の条件を確認しましょう。
ハピネスは7,700円(税込)~火葬ができます🐾
- Q犬が死んだら市役所への届け出は必要ですか?
- A
登録されている犬が亡くなった場合は、原則として死亡後30日以内に市区町村への届出が必要です。自治体によって手続き方法が異なるため、お住まいの自治体へ確認してください。
- Q猫が亡くなった場合も死亡届は必要ですか?
- A
犬のような狂犬病予防法上の死亡届は通常ありません。ただし、環境省のマイクロチップ情報登録をしている猫の場合は、死亡の届出が必要です。
まとめ|大切なペットを後悔なく見送るために
ペットちゃんが亡くなった直後は、頭が真っ白になってしまう飼い主様も多いです。でも慌てる必要はありません。
まずは、以下の順番で進めれば大丈夫です。
- 1. 体を整える
- 2. 涼しい場所で安置する
- 3. 家族と相談して火葬方法・日時を決める
すべてを一度に決める必要はありません。適切に安置したうえで、「どのように見送りたいか」「遺骨を残したいか」「家族で立ち会いたいか」などを考え、ご家族が納得できる方法を選びましょう。
大切なペットちゃんとの最後の時間を、ご家族らしく過ごすために、この記事がお役に立てれば幸いです。
この記事の執筆者
ペット火葬
ハピネス 編集部 S・A
愛犬・愛猫・愛鳥など8匹以上を見送った経験を持ち、現在も愛犬と暮らす動物愛好家。初代愛犬を満足に供養できなかった経験からペット火葬ハピネスへ入社。あたたかなペット葬儀のための情報を発信。私生活では動物保護ボランティアへの支援を行っている。
















