ペット霊園について知っておきたい5つのこと!注意点から選び方まで

飼っているペットちゃんが亡くなったとき、ご自宅の庭にそのまま埋葬するという供養方法がこれまで一般的でした。しかし、近年ペットの家族化に伴い、人と同じ様に火葬や葬儀をしたあと専用のお墓を建てるなど供養の方法も多様化しております。そこで今回は、大切なペットちゃんを人と同じように供養してほしいと思われている飼い主様のために、ペット霊園についてご紹介します。

この記事の監修者

高間 健太郎(獣医師)

高間 健太郎
(獣医師)

大阪府立大学農学部獣医学科を卒業後、動物病院に勤務。診察の際は「自分が飼っている動物ならどうするか」を基準に、飼い主と動物の気持ちに寄り添って判断するのがモットー。経験と知識に基づいた情報を発信し、ペットに関するお困り事の解消を目指します。

ペット霊園とは

ペット霊園とは

ペット霊園は人と同じようにペットちゃんを火葬・葬儀・お墓への埋葬・法要などを行い、ペットちゃんを供養するサービスを提供しています。ペット霊園によっては葬儀施設や火葬施設がなく、お墓や納骨堂のみ運営している霊園も少なくありません。

ペット霊園を選ぶ前に決めておくこと

ペット霊園を選ぶ前に決めておくこと

一口にペット霊園といっても、それぞれ考え方やサービスが異なります。ペット霊園を選ぶためには、ある程度どのような供養をしたいか決めておくといいでしょう。ここでは事前に決めておいたほうがいい項目をご紹介します。

火葬や葬儀も依頼するかしないか

まず火葬をして遺骨を残してから、ゆっくりと納得いく供養方法を考えたいという飼い主様も多いと思います。霊園では火葬や葬儀を一緒に依頼しなければいけないという訳ではありません。お墓への埋葬のみを依頼することも可能ですので、一緒に依頼するか決めておくといいでしょう。また、霊園によっては火葬や葬儀を行っていない場合もあります。

お墓の種類

合同墓や個別墓、ペットちゃんと一緒に入れるお墓、納骨堂などお墓の種類も様々です。また最近では、樹木葬や海への散骨など幅広い供養を行っている霊園もありますので、事前にどのようなお墓にするか決めておくといいでしょう。

ペット霊園を選ぶポイント

ペット霊園を選ぶポイント

希望する供養方法がある程度決まれば、次はペット霊園選びです。大切なペットちゃんを納得する形で供養するために、霊園選びは重要です。この章では、希望に沿った供養ができるかはもちろんのこと、そのほかにも確認しておいたほうがいいポイントをご紹介します。

宗教について

ペット霊園には、宗教に基づいて供養する霊園と無宗教的な考えの霊園があります。お寺が併設している霊園の場合は、お寺によって宗派も変わることがほとんどです。「希望する宗派がある」「宗教不問の霊園がいい」などご自身の希望に合った霊園を選ぶようにしましょう。

自宅からの通いやすさ

どんなにサービスがよくても、ご自宅から通いにくい場所だとすぐに会いにいくことが難しくなります。どうしてもここの霊園がいいという場合以外は、ご自宅から通いやすい霊園のほかが好ましいでしょう。

お参りにいける時間が合うか

霊園によってお参りにいける時間帯が異なります。「毎日ペットちゃんのお参りに行きたい」とご自宅から近い霊園を選んでも、閉園時間が早くお参りに行けないというケースもあります。ご自宅からの通いやすさと合わせて、お参りにいける時間帯を確認するようにしましょう。

ペット霊園を選ぶ際の注意点

ペット霊園を選ぶ際の注意点

ペット霊園は大切なペットちゃんが眠る場所です。さらに、ペットちゃんと一緒に入るお墓であれば、飼い主様自身が入るお墓でもあります。信頼できるペット霊園を慎重に選びたいと思うのは当然のことです。この章ではペット霊園を選ぶ際の注意点などをご紹介します。

ペット霊園で実際にあったトラブル

以前、あるペット霊園が遺族への通知なく墓石を撤去し、大量の遺骨を山積みにして突然閉鎖したと大きなニュースになりました。閉鎖の原因は勝手に共同管理地に開設していたペット霊園を、裁判に負けて土地を返還しなくてはいけなくなったからだそうです。家族同然のペットちゃんの遺骨を雑に取り出された家族の気持ちを考えると、本当に悲しい事件です。

このような事件が起きてしまうのは、ペット霊園に関する法規制がなく新規参入がしやすいということにあります。そもそもペットちゃんのご遺体は、「一般廃棄物」として自治体で取り扱わるなど、法律上では物と同じ扱いです。このような背景から、ペット霊園を選ぶ際はトラブルに巻き込まれないように気をつけなくてはいけません。

トラブルに巻き込まれないために

①スタッフの対応に注意する

ペットちゃんのことを大切に思っている経営者であれば、仮に経営が困難になった際でも、例に挙げたようなずさんに遺骨を放置するといったことはなかったと思います。他の霊園に運営を引き継いでもらう、事前に遺族に連絡するなど対応はできたはずです。ペットちゃんを大切に想う飼い主様の直感で、「スタッフの言動に違和感を感じる」など気が進まないようなら考え直しましょう。

②料金が明確で妥当の金額か

飼い主様の気持ちやペットちゃんのことよりも、自分たちの利益しか考えていないペット霊園も中にはあります。見積もりした際に不透明な費用はないか、他社に比べて費用は高額すぎていないか確認しましょう。また、後から追加料金がかからないかどうかも契約時に必ず確認しておきましょう。

③見学した際の霊園の雰囲気

実際にお墓が建てられる場所を見学し、霊園の雰囲気を確認するようにしましょう。「異臭はないか」「綺麗に管理されているか」などを確認することも、信頼できる霊園を見分ける上で重要なポイントです。

ペット霊園以外の供養方法

ペット霊園以外の供養方法

ペットちゃんを供養する方法は、ペット霊園の墓地や納骨堂に納める以外にもたくさんあります。この章ではペット霊園以外の供養方法についてご紹介します。

火葬後自宅の庭などに埋葬する

私有地であればご自宅の庭に、ペットちゃんを埋葬することが可能です。遺体のまま埋葬することは害虫や病原菌などのリスクがあるため、火葬後の遺骨を埋葬してお墓を建てるほうが安全です。

プランター葬

マンションなど私有地がない場合は、プランター葬という供養もあります。プランター葬とは、プランターに入れた土に遺骨や粉骨を埋葬しお花などの植物を植えて供養するという方法です。遺体のまま埋葬することも可能ですが、異臭や害虫などでご近所に迷惑がかかる恐れがあるため、火葬やパウダー状にしてからのほうが安全です。植物の成長を感じながらペットちゃんを供養することができます。

手元供養

ペットちゃんの遺骨を納めることができるアクセサリーや・キーホルダー・オブジェなどの「手元供養」も最近は人気を高めています。コンパクトでお洒落なミニ仏壇なども販売されていて、場所を取らず飾ることができます。「いつも身近にペットちゃんを感じたい」という飼い主様におすすめの供養方法です。

散骨

ペットちゃんの遺体や遺骨を私有地以外の場所に埋葬することは禁止されています。しかし、遺骨をパウダー状に砕いた粉骨であれば、散骨することが可能となります。法律で禁止されていないとはいえ、他人の私有地や観光地・公共施設などに許可なく散骨してしまうとトラブルになることもありますので、必ず許可を取ってから散骨するようにしましょう。また、海や山に散骨ができる業者もあります。

遺骨をそのまま自宅で安置

ペットちゃんの遺骨はいつまでに供養方法を決めないといけないという決まりはなく、骨壺のまま自宅に安置しておくことも可能です。骨壺のまま安置する場合は、湿気などで遺骨にカビが生えないよう除湿剤などを入れるようにしましょう。

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まとめ

今回はペット霊園についてご紹介しました。ペット霊園という存在は知っていても、実際にどのようなサービスをしてくれるか知らなかったという方も多いのではないでしょうか。ペットの供養を検討されている方は、ペット霊園の選び方や注意点などを参考にして、ぜひご自身に合った場所で供養してあげてください。飼い主様が納得のいく供養をすることで、ペットちゃんは安らかに眠りにつくことができます。

この記事の執筆者

執筆者

ペット火葬
ハピネス 編集部 J・N

愛するペットちゃんとのお別れによって心に深い悲しみと不安を抱えた飼い主様を支えられるような、わかりやすく正確な記事作成を心掛けています。自分のこと以上に大切な家族を思いやることができる優しい心を持った飼い主様の力になれるように努めます。

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