
コリドラスは体が強い魚ですが、病気になると一気に体力を消耗し亡くなることがあります。
また、一部の病気は水槽内の他の魚にも感染するため、早めの発見と対処が必要です。
このページではコリドラスの病気のサインについてご紹介します。
コリドラスが体調を崩している時のサイン

コリドラスは犬・猫のように表情や体温で異常を伝えることができません。
そのため、コリドラスの体調は見た目で判断する必要があります。
特に「体色」「ヒレ・ウロコ」に注目し、いつもと違う点がないかを確認してあげましょう。
【体色が変わる】
弱ったコリドラスは体色が白っぽくなることがあるようです。
その場合はエラが溶けたり血がにじんだりしていないかを確認してみましょう。
もしそのような症状が見られる場合は、エロモナス病やカラムナリス病の疑いがあります。
病名 | 症状 | 治療方法 |
カラムナリス病 | ・ヒゲ・エラ・ヒレが溶ける | 薬浴させる ※1 |
エロモナス病 | ・ウロコが逆立つ ・ウロコが剥がれて肉が見える | 水質を見直す |
早めに対処すれば、完治の確率が高まります。
普段のお世話の際に変わった点がないか確認してあげましょう。
【ヒレ・体の異常】
ヒレにモヤ・綿のような白いものが付いている場合は「水カビ病」の疑いがあります。
これも症状が進むとコリドラスが弱ってしまうため、薬浴で対処してあげましょう。
その他にもコリドラスの体に起こる変化として体に白い斑点が浮かぶ「白点病」があります。
いつもと様子や見た目が違う場合は病気が潜んでいるかもしれません。
見逃さないようにしましょう。
コリドラスが死ぬ前に見せる行動

寿命が尽きかけているコリドラスは、いつもと違う行動を取ることが多いです。
【暴れる】
コリドラスは腸でも呼吸できる魚のため、時折水面まで泳ぎ、酸素を取り入れる「水面ダッシュ」と呼ばれる行動を取ります。
この行動自体はコリドラスの習性によるものなので心配いりませんが、あまりにも頻繁に水面ダッシュを繰り返して暴れているように見える場合は注意しましょう。
水槽内の酸素が足りない場合や、水質が悪化していることが考えられます。
【衰弱している】
横向きに倒れている場合は体力を消耗して、体を支えられなくなっている可能性があります。
コリドラスが動かなくなる原因にはストレスや水温の低下など様々な原因が考えられます。
そのため、動かない子が出てきた場合は他のコリドラスを確認しましょう。
他の子も同じ様子の場合は環境に悪いところがある、問題なければそのコリドラスは寿命が尽きかけていると判断できます。
コリドラスが死ぬ前に考えておきたいこと

大切なコリドラスが寿命を迎える前に、お見送りの方法を考えておきましょう。
すべきこと、ペットちゃんのためにしてあげたいことを把握しておけば、いざと言う時に落ち着いて対応できます。
【コリドラスの供養方法】
コリドラスの供養は「お庭への埋葬・プランター葬」「手元供養」など、身近な場所で過ごせる方法を選ぶ方が多いようです。
近くで眠ってもらうことで寂しい気持ちを和らげることができ、ずっとお家で過ごしてきたコリドラスにとっても安心できる方法です。
手元供養に関するメリット・デメリットは以下のページで紹介しています。
参考にしてください。
【コリドラスは火葬して弔うのがおすすめ】
近年ではコリドラスのような小型の熱帯魚の火葬を承ってくれる火葬業者も増えています。
また、火葬炉の技術向上によって小動物でもきれいにお骨を残せるようになりました。
ハピネスにもコリドラスの火葬のご依頼が寄せられたことがあり、飼い主様のご要望に沿って火葬し、ご返骨しました。
こちらの動画内でもコリドラスのお骨が形を崩さずに残っている様子が映っています。
供養は大切なペットちゃんの安らかな眠りを祈ることに加えて、飼い主様の寂しい気持ちを和らげる狙いもあります。
たくさんの癒しをくれたペットちゃんをどのように送り出してあげたいか、ゆっくり考えてあげてください。
もし方法に迷ったら、これまでの経験を活かしてハピネスもサポートいたします。
ご相談は無料で承りますので、遠慮なくどうぞ。
まとめ
コリドラスは体調を崩すと「体色が悪くなる」「ヒレ・ウロコが傷む」「ヒゲが溶ける」などの変化が体に現れます。
これらは病気が原因で起こるため、早めに治療することをおすすめします。
治療が遅れた場合は体力を大幅に消耗してコリドラスが亡くなってしまうだけではなく、水槽内の他の魚にも被害が及ぶこともあります。
いつものお世話の際に病気の兆候が見られた場合はもちろん「衰弱して動かない」「苦しそうに水面に上がる動作を繰り返している」などいつもと違う様子の子がいないか確認しましょう。