突然死が多い?モモンガが死ぬ前に見せる症状をご紹介

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突然死が多い?モモンガが死ぬ前に見せる症状をご紹介

近年人気が高まっているエキゾチックアニマルの中でも、その愛らしい姿と比較的長い寿命が魅力で飼い始める人が多いモモンガですが、インターネットで検索すると「突然死」というワードも出てきます。「モモンガには突然死が多い」といわれているのは実際のところ本当なのでしょうか。このコラムでは「モモンガ」の生態や突然死について、また長生きしてもらうために気を付けると良いことなどをご紹介します。

 

人気のペット「モモンガ」ってどんな動物?

モモンガ

大きな瞳とふわふわの毛並み、人の手に乗るほどの小さな体、その愛くるしい姿と、人に慣れやすい習性、ペット不可のマンションでも小鳥などと同じく例外的に飼っても良いと許可されることもあり、飼う人が増えた「モモンガ」。とても可愛らしい「モモンガ」ですが、その特徴や詳しい習性を知らないままに飼うことは、飼い主様にとってもモモンガにとっても良くありません。この章では「モモンガ」がどのような動物なのかを詳しくみていきます。
 

モモンガの種類

モモンガにはたくさんの種類がありますが、日本国内でペットとして飼われているのは主に「アメリカモモンガ(通称:アメモモ)」と「フクロモモンガ(通称:フクモモ)」の2種類です。
同じ「モモンガ」という名前がついていますが「アメリカモモンガ」はリス科で「フクロモモンガ」はフクロモモンガ科なので、姿形は似ているのですが別の動物になります。
 

アメリカモモンガの特徴

げっ歯目リス科アメリカモモンガ属。
体長:13~15㎝
体重:45~113g
尾長:8~12㎝
 
カナダ南部からアメリカ合衆国東部、メキシコ、ホンジュラスなどの国々に生息していますが、現在は輸入規制で売買が制限されており、日本でペットとして販売されているアメリカモモンガは日本国内で繁殖されたものがほとんどです。
一生のほとんどを木の上で過ごし、体にある皮膜を広げて木から木へ滑空して移動することができます。長い尻尾でバランスを取ることで、空中で方向を変えることも可能です。風にのると約50mも滑空することがあるようです。
木の幹に開けた穴の中を巣にして、基本的には単独で生活をしますが、冬になると数匹が集まって身を寄せ合い、寒さを凌ぐ習性があります。リス科の特徴として歯が伸び続けるので定期的に病院で切ってもらうか、堅い木でできたおもちゃをかじってもらうなどのケアが必要です。
食性は雑食性で木の実や種子、果物、新芽、樹皮、昆虫、鳥の卵などを食べます。
 

フクロモモンガの特徴

二門歯目フクロモモンガ科フクロモモンガ属。
体長:16~21㎝
体重:90~150g
尾長:17.6~19㎝
 
オーストラリア北部から南東部、ニューギニア島、ビスマルク諸島の温帯から熱帯の森林に生息しています。カンガルーのように腹部に育児嚢を持ち、生まれて間もない子供をその袋の中で育てます。
夜行性で昼間は木の洞(うろ)に作った巣の中で休みます。体の皮膜を広げ、木から木へ滑空し、その飛距離は50mに達するといわれています。
警戒心が強く臆病ですが、群れでコミュニティを作る性質があるので人にも慣れやすいのが特徴です。
食性は雑食性で木の実、果物、新芽、花、花蜜、昆虫などを食べます。
 

モモンガの販売価格

ペットショップなどの販売店によっても異なりますが、15,000~30,000円ほどが相場といわれています。
 

飼いやすさ

 

アメリカモモンガ

現在、アメリカモモンガを扱うペットショップが少なくなっているので入手は容易ではありません。
野性味、警戒心が強く懐きにくい性格です。体臭が少なく、また排泄物の量も少ないので臭いはあまり気にならないでしょう。
野性味あふれる本来の姿を楽しみたい、観賞用として飼いたいという人におすすめです。
 

フクロモモンガ

ペットショップで扱われているほとんどがフクロモモンガなので入手は容易です。
元々、集団生活をする動物なので飼い主に懐きやすいでしょう。フクロモモンガは縄張り意識が強く、マーキングを行うので臭腺が発達しています。そのため体臭が強く、排泄物の量も多くてとても臭うのでケージのこまめな掃除が必要です。
ペットとしてふれあい、癒しを求めるならフクロモモンガがおすすめです。

 

モモンガの寿命はどのくらい?

モモンガ、夜の森

自然界では外敵から襲われたり、縄張り争いなどで多くが1年程度、長生きしても5年程度で命を落とすといわれていますが、飼育下では平均5~7年、長ければ10~12年程生きる場合もあります。
小動物の中では比較的長い寿命を持っているので、長く一緒に過ごせるのも魅力です。

 

モモンガの飼育方法

袋に入って遊ぶモモンガ

モモンガの飼育方法を、必要な準備物と併せてご紹介します。
 

ケージ

モモンガは夜に活発に動き回ります。ケージもなるべく大きなものを用意して、ストレスなく動き回れるようにしましょう。
 

巣箱・床材

モモンガは木の洞(うろ)に巣を作るので巣箱は木製が好ましいでしょう。そこにおがくずなどを入れて床材にしましょう。おがくずはハムスターやウサギ用のもので問題ありません。
 

エサ入れ・水入れ

エサ入れはひっくり返されないようある程度の重さがあるものが良いでしょう。かじることもあるので塗装されていないものがおすすめです。
モモンガは体が濡れてしまうと乾くのに時間がかかってしまい、体調を崩す原因になります。そのため、水入れもひっくり返されないようなものが好ましいです。給水ボトルを使用しても良いのですが、使い方が分からなくて水を飲まない場合もあるので注意しましょう。
 

エサ

モモンガは雑食性なのでエサの種類は豊富ですが、栄養バランスを考えると専用フードを中心に与えるのが良いでしょう。しかし専用フードだけでも充分な栄養が取れないといわれています。モモンガは野菜・果物などの植物質と昆虫などの動物質が必要なので、専用フードの他に新鮮な野菜や果物、コオロギなどの昆虫を与えましょう。専用フードや昆虫はペットショップや通販サイトで購入することができます。
注意点としては与えてはいけないものがあることです。以下に「与えて良いもの」「与えてはいけないもの」をまとめていますのでよく確認しておきましょう。
 

与えて良い野菜

小松菜、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、白菜、キュウリ、セロリ、オクラ、カボチャ、チンゲン菜、トマト、タケノコ、ナス、エンドウ豆、ジャガイモ、ピーマン、サツマイモ、カブ、ズッキーニなど
 

与えて良い果物

リンゴ、完熟バナナ、ブドウ、サクランボ、キウィ、グレープフルーツ、桃、梨、パイナップル、イチゴ、ブルーベリー、レモン、ビワ、マンゴー、スイカ、オレンジ、メロン、柿、プルーン、いちじくなど ※砂糖不使用ならドライフルーツもOK
 

与えてはいけないもの

玉ねぎ(ネギ類)、ニンニク、シュウ酸塩が多い野菜(ほうれん草、レタス、ブロッコリー、未熟なバナナなど)、牛乳、チョコレート、カフェインの入ったもの(コーヒー、紅茶、緑茶など)
※シュウ酸塩が多い野菜はカルシウムを奪ってしまい、モモンガの体に良くありません。またモモンガは牛乳の乳糖を分解することができません。もちろん農薬や添加物も小さい体には毒になってしまうので極力避けましょう。
 

その他

「止まり木」や「コーナーステージ」「ハンモック」などをケージ内に取り付けることで、より野生環境に近くなり、モモンガの運動不足解消やストレスを減らすことができます。

 

突然死が多い?その原因と死ぬ前の症状とは

動物病院

野生に近い動物は外敵から狙われやすくなるのを避けるため、体調に何らかの不調を感じてもあまり表には出さないようです。そのため飼い主様が体調不良に気付くのは難しく、気が付いた時には手遅れになっていることが多いようです。これがモモンガの突然死が多いといわれる所以なのかもしれません。とはいえ、出来る限り体調悪化の原因を取り除いてあげたいですよね。
この章ではモモンガが体調を崩してしまう原因について、また死ぬ前に現われる症状についてみていきましょう。
 
体調悪化の原因としては、先天的な要因と後天的な要因が考えられます。
先天的なものとしては、元々その個体が遺伝子的に弱い場合です。なんらかの病気を持って生まれることもあるのです。
 
後天的な病気や体調不良としては「てんかん」「発作」「くしゃみ、鼻水」「めやに」「いぼ」などがあります。
突然死する前には「エサを食べない」「水を飲まない」「動かない」「動いても弱々しい」「聞いたことのない鳴き方をする」などの症状がみられます。
このような場合には直ちに病院へ連れて行き、診察してもらいましょう。
 
モモンガに長生きしてもらうため、体調不良に繋がる問題点と注意点を次の章で詳しくご紹介しますので参考にしてください。

 

長生きのために気を付けること

双子のモモンガ

愛情を注いでいるモモンガにはできる限り長生きしてもらいたいですよね。私たち人間にとってはなんでもないことでも、モモンガにとっては健康を害する重大なこともあります。モモンガのためにできることを今一度、見直してみましょう。
 

飲み水

 

水道水

地域によって塩素濃度が高めのところがあります。塩素を多く含む水はモモンガの小さな体には大きな影響が出てしまいます。
 

水入れが合わない

給水ボトルを使用している場合など、飲み方が分からずあまり水を飲まないことがあり、水分不足になってしまいます。水分不足に陥ると12時間以内に亡くなるとされています。水を入れる容器を変える、モモンガ用のミルクを与えるなどして解消しましょう。
 

エサ

前章でもご紹介しましたが、モモンガが食べてはいけないものを与えないように注意してください。誤って食べてしまった場合にはすぐに病院に連れて行きましょう。
 

飼育環境

 

飼育頭数

アメリカモモンガの場合は単独で生活する習性があるので1匹での飼育も問題ないといわれていますが、フクロモモンガの場合は群れで生活する習性があるので2匹以上で飼うのが望ましいようです。
フクロモモンガを1匹のみで飼育した場合、飼い主様に慣れていない場合や一匹だけにする時間が長いと孤独からストレスを抱え体調不良になってしまうことがあるようです。
多頭飼育する際の注意点としてはオス同士、メス同士、オス1匹に対してメス数匹の組み合わせなら大丈夫ですが、メス1匹に対してオス数匹はNGです。野生でもオス1匹に対してメス数匹の群れを作るので、メス1匹に複数のオスを一緒に入れることはそれぞれに大きなストレスを与えることになります。
 

温度設定

室内の温度は24~25度を維持するのがベストです。多少変化したとしても23~28度を保ちましょう。モモンガは温度変化に敏感で、寒さに弱い動物です。寒すぎると病気を発症することが多く、暑すぎても熱中症になってしまいます。
 

衛生面

不衛生な環境は病気の原因になります。月に1度はケージを掃除し、日光消毒や煮沸消毒をしましょう。普段の拭き掃除には、動物に優しい次亜塩素酸水を使用してください。また巣箱の中は3日に1度は確認し、おがくずを取り換えましょう。モモンガは排泄物を飛ばすことがあるので、ケージの床や周りにはペットシーツや新聞紙を敷いておくと良いでしょう。
 

放し飼い

モモンガが慣れてくると部屋の中に放して遊ばせる人もいると思います。運動不足解消に良いのですが「電気コードをかじられる」「隙間に入って出られなくなる」「食べてはいけないものを誤飲する」などの思わぬ事故に繋がることもあります。予め危ないものは取り除き、飼い主さんの見ているところで遊ばせるようにしましょう。
 

かかりつけ医

モモンガなどのエキゾチックアニマルを診ることができる動物病院も増えてきたとはいえ、まだ少ないのが現状です。体調が悪化してから病院を探しているのでは間に合いません。日頃からかかりつけ医や救急で診てもらえる病院を探しておきましょう。

 

まとめ

「モモンガに突然死が多い」といわれる所以や体調を崩してしまう原因とその予防策などを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
愛くるしいモモンガとの楽しい生活を1日でも長く過ごすため、普段の飼育環境やエサなどにも注意して、体調の変化にもいち早く気付けるようにしたいですね。このコラムが、そのためのお役に立てることを願っております。

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