愛犬が亡くなった夜、一緒に寝てもいいの?後悔しない最期のお別れのために知っておきたいこと

愛犬ちゃんが虹の橋を渡ったとき、「最後の夜だけ、そばで一緒に寝てあげたい」と思う飼い主様はとても多くいらっしゃいます。

生前、毎晩隣で眠っていたあの温もり。
もう一度だけ感じたい、そばにいてあげたい——そう思うのは、まったくおかしなことではありません。

でも同時に、こんな不安も頭をよぎるのではないでしょうか。

「衛生的に大丈夫なの?」

「何日まで一緒にいられるの?」

「正しいケアの方法が分からない……」

この記事では、そんな飼い主様の不安に一つひとつ丁寧にお答えしながら、愛犬ちゃんとの最期の時間を安心して、心ゆくまで過ごしていただくための方法をご紹介します。

どうか、後悔のないお別れの時間を。一緒に考えていきましょう。

このコラムでわかること

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死んでしまった愛犬と一緒に寝ることはできる?【結論】

結論からお伝えすると、適切なケアをしていれば、短期間であれば一緒に過ごすことは可能です。

ただし、ペットちゃんのご遺体は時間とともに少しずつ変化していきます。一緒にいられる時間の目安は、季節や室温によって大きく異なります。

季節別|安置時間の目安

ペット葬儀社および獣医師の見解をもとにした、一般的な目安は以下のとおりです。
ご遺体の状態には個体差があるため、あくまでも参考値としてご確認ください。

季節・室温保冷ケアなし保冷剤・冷房使用時
夏場(25℃以上)数時間〜半日程度1日前後
春・秋(15〜25℃)半日〜1日程度1〜2日程度
冬場(15℃以下)1〜2日程度2〜3日程度

※気温・湿度・体格・健康状態により大きく変わります。
「少しにおいが気になってきた」と感じたら、それが火葬手配を進めるサインと考えてください。

また、一晩一緒に過ごす場合は、同じ布団に入るのではなく、寝床を並べて眠るようにしましょう。

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一緒に過ごす前に|まず行ってほしいご遺体ケア

愛犬ちゃんが息を引き取ったら、できるだけ早く(目安として2〜3時間以内)以下のケアを行ってあげてください。
体が硬直し始める前に整えてあげることが、美しい姿を保つための大切なポイントです。

ステップ①|目と口をそっと閉じてあげる

開いたままになっている目は、手のひらで優しく閉じてあげましょう。
閉じにくい場合は、ぬれたコットンやガーゼで目元を軽く湿らせると閉じやすくなります。
口はリボンやタオルで優しく縛って閉じさせてあげれば、硬直後は解いても開いてくることはありません。

ステップ②|体勢を自然に整える

手足をお腹の前に優しく折り曲げ、眠っているような自然な体勢に整えてあげましょう。
硬直が始まると動かすことが難しくなるため、できるだけ早めに行ってください。

ステップ③|体をきれいに拭いてあげる

ぬるま湯で湿らせたタオルやガーゼで、体全体をやさしく拭いてあげましょう。
口元やお尻周辺は特に丁寧に。

生前のような可愛らしい姿で旅立てるように、最後のお手入れとしてブラッシングで毛並を整えてあげましょう。

ステップ④|ペットシーツを敷き、保冷剤を当てる

段ボールなどペットちゃんの体が余裕をもって収まるサイズの箱を棺にし、底にペットシーツを敷いて、愛犬ちゃんを寝かせてあげましょう。
お腹や頭の下に、タオルで包んだ保冷剤を置くと、ご遺体の傷みを遅らせることができます。

夏場など室温が高い時期は、ドライアイスの使用も有効です。
ただしドライアイスは素手で触れると凍傷になる危険があります。
必ず厚手の手袋を着用し、棺は密閉せず、部屋も換気を行ってください。

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衛生面で気をつけること

「衛生面が心配で、一緒に寝ていいか迷っている」という飼い主様もいらっしゃると思います。
適切なケアをしていれば、健康な成人の方であれば必要以上に心配する状況にはなりにくいですが、以下の点はご注意ください。

・ご遺体に触れた後は、石けんで丁寧に手を洗う

・体液が漏れた場合は、ペットシーツで速やかに対処する

・高齢者・乳幼児・免疫が低下している方は、直接触れることを控える

・においが気になる場合は、ペット用消臭シートや消臭スプレーを活用する

心配なことがあれば、かかりつけの動物病院に相談することをおすすめします。

最後の時間を、かけがえのないものにするために

大切な愛犬ちゃんとの最後の夜。
こんな過ごし方をしてみてはいかがでしょうか。

思い出を形に残す

一緒に過ごす最後の時間を、写真や動画で残しておきましょう。

毛の手触り、寝顔、体の大きさ——今しか残せない大切な記録です。
「撮っておけばよかった」と後悔する飼い主様は非常に多いです。

また、形見として愛犬ちゃんの毛やひげをカットして遺されるのもおすすめです。

好きだったものをそばに置いてあげる

生前に大好きだったぬいぐるみ、毎日使っていたタオル、よく食べていたおやつ——「思い出の品」を一緒に置いてあげましょう。

家族みんなで過ごす時間をつくる

「お別れ」はひとりで抱え込まなくていい。
家族や、愛犬ちゃんのことをよく知っている友人にも声をかけ、みんなで思い出を語り合う時間をつくってみてください。

翌朝以降の流れ|やることチェックリスト

悲しみの中でも、少しずつ手続きを進めていく必要があります。焦らず、一つひとつ進めていきましょう。

■火葬の手配

・ペット火葬業者 または 自治体(市区町村)に連絡する

・火葬の日時・方法(合同火葬/個別火葬)を決める

・ 棺や副葬品を準備する

■各種手続き

犬の死亡届を市区町村窓口に提出する(死後30日以内)※狂犬病予防法により義務

・ マイクロチップ登録機関(公益社団法人日本獣医師会が運営する「犬と猫のマイクロチップ情報登録」等)に死亡の届け出をする

・ペット保険に加入していた場合は解約手続きを行う

・かかりつけ動物病院へ連絡する(任意)

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ペットロスと向き合うあなたへ

愛犬ちゃんを見送った後、深い悲しみや虚無感に包まれるのは、自然なことです。
何日も涙が止まらなかったり、食欲がなくなったり、「もっとこうしてあげればよかった」と自分を責めてしまったり——。

どうかご自身を責めないでください。
無理に立ち直ろうとする必要はありません。
思い切り泣いてもいいのです。

もし心が苦しくなったときは、一人で抱え込まず、以下のような場所に相談してみてください。

各都道府県の動物愛護センター:ペットロスに関する相談窓口を設けている自治体もあります。お住まいの自治体のサイトからご確認ください。

ペットロスカウンセラー:個人カウンセリングを受け付けているサービスが各地にあります。「ペットロスカウンセラー+都道府県名」で検索してみてください。

かかりつけの動物病院:飼い主様のメンタルケアに詳しいスタッフが相談に乗ってくれることもあります。

まとめ

最後の夜をそばで過ごすこと、好きだったものを置いてあげること、家族みんなで思い出を語ること——それらすべてが、愛犬ちゃんへの感謝の気持ちを形にする方法です。

適切なケアをしながら、どうか心ゆくまで、大切なお別れの時間を過ごしてください。

この記事の執筆者

執筆者

ペット火葬
ハピネス 編集部 S・A

愛犬・愛猫・愛鳥など8匹以上を見送った経験を持ち、現在も愛犬と暮らす動物愛好家。初代愛犬を満足に供養できなかった経験からペット火葬ハピネスへ入社。あたたかなペット葬儀のための情報を発信。私生活では動物保護ボランティアへの支援を行っている。

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